こんにちは!
さて、前回に引き続き学習相談第3弾といきましょう
勉強の話になると親子喧嘩をしてしまうというご相談がありました
「小学生までは、そんなに反抗することはなかったのですが、最近、何を言っても聞く耳をもってくれないんです・・・
中学校の勉強はとても大事だと何度も言い聞かせてはいるのですが
「わかっている」「やっている」の一点張り
中1の1学期まではそういった話も聞いてくれていたのですが、2学期、3学期となるにつれて話をするたびにケンカになってしまい・・・成績も下がる一方。
これではいけないと塾に通わせたのですが、一向に成績は変わりません。
反抗期だから仕方ないことなのでしょうか?
この先のことが、心配で心配で・・・どうしたらよいでしょうか。」
小学生高学年から中学1年生頃、思春期に入ります。
今まで、お母様のお話を聞いていいたお子さんたちが、突如として聞かなくなります。これは、子供たちの精神発達、身体成長を考えるとごく自然のことです。
心理的離乳をする時期といえます。
しかし、これまで必要以上に子供への干渉をしていしまっているご家庭や子供を心配するあまり何でもやってしまっていると、今まで以上の反発がおきることが多いです。
特に、男のお子様をもつご家庭にこのような相談は多いです。
「今までは、よく話を聞いてくれ、とても優しい子だったのに」
「なんでも言うことを聞いていてくれていて手もかからなかったのに」
しかし、子供たちは健全な成長を遂げるために
お母さんから心理的にも、物理的にも距離をあけようとします。
「うるさい」「うざい」といった言葉で距離感を保っています。
喧嘩をせずに、勉強する方向へベクトルを向けるには、
お子様の性格が大きく左右しますが、基本・・・
「見守る」ことが何よりも大切です
あまり、うるさくここで言いすぎてしまうと、逆効果です。
「放任する」ことと「見守る」ことは大きく異なります。
以下5つのことです。
① 一貫した態度を貫き、どんなことでも約束したことはお母様も守る
② SOSや何か相談ごとをしてきた時は、家事や他のことをいったん止め、しっかり話を聞く姿勢と環境をつくる。そして、お子様の話をよく聴く
③ 子供が態度を変えたりやる気を出すものだと思わず、親や環境(学校や塾)が誘導するものだと考える
④ お子様にとって、何が一番良いのかを考える。友達や知り合いのお子さん、そして兄弟と比べるのではなく、その子の個性を尊重する
⑤ お子さまの意見をしっかり聞いた上で正しい、ただし個性を重視した適切なアドバイスをする
以上5つを担当されている塾の先生や教室長さんと協力しながら
環境をつくっていく必要があります。よい環境、先生に出会えることを(*^_^*)